福島にて感じたこと
被災してから福島には2度目だが、原発から30数キロと微妙な位置まで来たのは今回がはじめてだった。
正直、被爆するのが嫌な思いが強かった。
現地を走り、食事して寝泊りしていると普段となんら変わりない。それがとても恐ろしく感じた。
個人差はあれど、高齢者の夫婦だけで住んでいる家庭では、デジタルデバイドなんて当たり前で
自分で情報を収集しないのがいけないなんてとても言える状況ではない。それを今回肌で感じた。
反原発に対して、自分の出来ることをすればいいと思うが、現地の状況を肌で感じることがどれだけ大切なことか、痛感した。
30KM圏外では、通常に人は暮らしているが、被災した家屋が未だにそのままの場所も多数目にした。
ネットの映像ではとても伝わりきれないものがそこにある。
ネットの映像を見て「リアル」なんて言ってほしくないと感じる程、自分の五感で感じるべきものが被災地にあると自分は感じた。
社会科見学で遊園地に子供をつれて行くなら、是非被災地を子供達に見せる機会を与えてほしいと感じた。
畑で栽培した野菜をいつものようにお土産でたくさん持たせてくれた。
そのお土産に対して、「放射線が心配だからいりません」などと言えるだろうか。
そしてなによりも、その野菜を今でも食べ続けている事にどう説明すればいいのか。。。。
そんな家がたくさんあることなど、国は知っているのだろうか。。これが現実だった。